夜の街・錦を整える、体にやさしいオールデイダイニング。
名古屋・錦は、”夜の街”として知られ、繁華街が広がるエリア。そんな街に、朝から夜まで、体にやさしく発見のある食事を提案するオールデイダイニング「MAISON YWE」が、「BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI」1Fにオープンした。
運営は、ファッション〜デザイン、編集などのクリエイティブ業と飲食業を自分たちのスタイルを持って取り組んできた、名古屋拠点のクリエイティブ・カンパニー「MAISONETTE inc.
」。彼らが手がける「MAISON YWE」はかつて栄で、“あたらしいふつう”というコンセプトを掲げて話題を呼んだ人気店だった。代表の山本雄平さんは、「あの当時の思いを引き継ぎ、場所を変え、形を変えてのリスタート」と語る。
以前はセレクトショップが立ち並ぶ街中での出店だったが、繁華街に位置する「ホテル」という場所でどんなメニューを提供するか? 行き着いた答えは、お粥、フォー、グルテンフリーのクレープといった「やさしい味」と「健康」に特化した料理だ。飲みすぎた翌朝でも、遅く起きた午後でも、時間を問わずふっと胃に収まる、そんなラインナップの品々が1日中食べられる嬉しいスタイルとなっている。
カフェ文化の再構築とアップデート。
新店舗にあえてまた同じ店名を掲げたことで、どうアップデートされるのか? が期待されるだろう。その上で、山本さんは「カフェという存在の再構築」にも挑戦したいと答えた。「20代の頃憧れた、かっこよかったカフェのカルチャーを、いまの時代に、自分たちなりにアップデートしたい」。それは、食事も家具も店内に流れる音楽まで、すべて本気で向き合うことを当たり前とし、誰でも気軽に立ち寄れる場所。かつて「MAISON YWE」が掲げていた“あたらしいふつう”という言葉の再定義でもある。
今後、さまざまなインストアイベントも行われる予定。ホテルに宿泊しなくても、もちろん入店可能なので、デイリーに、旅行のついでに気軽に立ち寄ってみてほしい。
「MAISON YWE」のロゴは、Y・W・Eの三つのアルファベットを擬人化したイメージなのだそう。「旅人、地元の人、そして店の人も、多様な人が交差する場所になるように」という願いが込められている。ロゴ含め、店のクリエイティブ周りについては、代表の山本さん自らディレクションを担当。デザインはDESIGN PERSON co.,ltdの横山尚季さんによるもの。
Photo:RIKA KAWAI & YUHEI YAMAMOTO(MAISONETTE inc.)
Interview, Text & Edit:TAKATOSHI TAKEBE (LIVERARY)
INFORMATION
MAISON YWE
カフェの価値を再構築する、オールデイダイニング。
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📍 名古屋市中区錦2-6-30 BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI 1F
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🕐 7:00 - 23:00(年中無休)
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📞 052-265-7116
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Instagram :
@maisonywe
GUIDE
武部敬俊
「LIVERARY」/「YOURCITYISGOOD?」編集部
健康な食事はやっぱり大事ということを再認識させてくれる、身に染みる優しい料理が1日中食べられる喜び。
編集者。1983年生まれ。これまでさまざまな編集プロダクション、出版社に勤務し編集ノウハウを学ぶ。2013年よりWebマガジン「LIVERARY」を仲間たちとともに始動し、名古屋を拠点にカルチャートピックを日々発信・提案し続けている。メディアの編集・運営のほか、イベントの企画制作、ショップのプロデュース、広告物や物販のグラフィックデザイン、アートワークまでを手掛け、広義における編集者として活動中。2025年、新しい視点を持ったカルチャーシティガイド「YOUR CITY IS GOOD ?」に、企画・編集として参加。
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