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CITY

CARAVAN

オフィス街・伏見エリアに登場した、新たな盛り場。

人気飲食店グループ「十七商店」の火付け役。

名古屋を拠点に展開する飲食店グループ会社「十七商店」は、2018年の「TRANSIT」開業を起点に、「炭火焼き鳥ブラザー」「伏見町POPEYE」「西山TAXI」など、ジャンルを横断した複数の店舗を次々と立ち上げてきた。


その中でも、名古屋・伏見にある「CARAVAN」は、オフィス街の中心にありながら、どこか隠れ家的な雰囲気を持つ、若者を中心に人気の店だ。2021年、コロナ禍の真っ只中にオープンしたこの店は、店名に「旅する一団」という意味の「CARAVAN」の名を冠した。困難な時代でも希望を持って進み続ける――そんな思いが込められている。


夕方から深夜まで自然と人が集まり、曜日を問わず満席になることもしばしば。系列店の中でも、日常使いと特別感のバランスが絶妙な、街にとけ込んだ存在として愛されている。

  • 一見してどこから入ればいいのか? と思わせる雑誌が並ぶこちらの壁棚が、実は入り口の扉という隠れ家のような仕掛けに。並んでいる「TRANSIT」は同グループの一号店の名でもある。

  • 店主の前田さんがオススメのクラフトジンは、京都の「レモン シトリックアシッド」。その名の通り、レモンの香りが清々しい。トニックウォーターとソーダで割る「ソニック割」なら初心者でも飲みやすいのだそう。

  • クラフトビールも常時100種ほどが揃う。週変わりで新作を入荷することで、常連客を飽きさせない工夫も。

  • ピザは全て生地をこねるところから。定番の「ペパロニ(1スライス:700円)のほか、日替わりの「本日のピザ(1スライス:800円〜)」などメニューは20種類と豊富。

  • ピザはオーダーすれば好きな味を組み合わせて焼いてくれる。取材当日、店主にオススメしてくれたのは、「MEXICAN」と「HONEY MUSTARD CHICKEN」。辛味と甘味が口の中で混ざり合う。

  • 週末は特に賑わう店内。店内には複数のテレビが設置されており、WBCなどスポーツイベントの際には椅子を片付けてオールスタンディングでの観戦会が行われることもある。

こだわりと気軽さを持ち合わせた店と人。

「CARAVAN」の軸となるのは、焼きたてピザとクラフトジン、そしてクラフトビール。国内外の蒸留所やブルワリーから厳選した銘柄が常時豊富に揃い、ほぼ毎週のように新作が入荷・入れ替えされる。そのため、常連でも飽きることなく、新しい発見を楽しめる構成になっている。ジン初心者にも飲みやすいボトルや、香りや味わいの個性が光るラインナップも魅力的だ。


そして何より、「CARAVAN」を形づくっているのは“人”そのもの。クールで洗練された印象の店構えながら、扉をくぐればスタッフたちが気さくな笑顔で迎え入れてくれ、たとえ忙しい時間帯でも、帰客をできるだけ階下まで見送る姿勢が自然と息づいている。そうした細やかな気づかいが人気を裏付けているのだろう。「店=人」という、ごくシンプルでまっすぐな答えを改めて感じさせてくれる場所だ。

個性的なメンバーが揃うスタッフ陣は、常に7〜8人体制。だからこそ、細やかな接客サービスが整う。

Photo:RIKA KAWAI
Interview, Text & Edit:TAKATOSHI TAKEBE (LIVERARY)

GUIDE

武部敬俊

武部敬俊

「LIVERARY」/「YOURCITYISGOOD?」編集部

クールな店づくりに相反して(?)めちゃくちゃ親切な店員さんたち。
一度行けばきっと彼らのファンになるはず!


編集者。1983年生まれ。これまでさまざまな編集プロダクション、出版社に勤務し編集ノウハウを学ぶ。2013年よりWebマガジン「LIVERARY」を仲間たちとともに始動し、名古屋を拠点にカルチャートピックを日々発信・提案し続けている。メディアの編集・運営のほか、イベントの企画制作、ショップのプロデュース、広告物や物販のグラフィックデザイン、アートワークまでを手掛け、広義における編集者として活動中。2025年、新しい視点を持ったカルチャーシティガイド「YOUR CITY IS GOOD ?」に、企画・編集として参加。

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