生産者と同じ景色の中で知ったこと。
「COFFEE COUNTY」のオーナーである森崇顕さんは、コーヒーに携わる会社を退社後、3ヶ月にわたってニカラグアでの研修を経験。そののち、2013年、久留米に1店舗目をオープンした。
焙煎は毎日、久留米店で行っている。大切にしているのは、豆の特性を最大限に引き出すこと。生産国、農園の標高、生産者、その年の天候など、一つひとつの要素が重なり合うことで、豆の特徴は変わっていく。一杯のコーヒーができるまでのたくさんの工程や、そのなかでの大変さをニカラグアで感じた森さんは、背景を伝えることもコーヒーを提供するうえでのひとつの過程として捉えている。
ニカラグアでの研修ではスコールが降るなか、標高1000mを超える山の農園で肥料を撒き、土壌を管理する作業にも参加した。何千本ものコーヒーの木が並ぶ場所で、生産者と同じ作業を経験したことが、森さんと産地との強い結びつきにつながっている。そしてその記憶が、焙煎や抽出の方法にも変化をもたらしているし、背景まで伝えたいという姿勢にも表れている。
左から、店長の栗原大嗣さんと、オーナーの森崇顕さん。
遠い農園とこの街をつなぐ店として。
当初久留米店では焙煎所としての機能に特化し、ドリンクの提供を行っていなかったこともあり、コーヒーというものをさらにアウトプットできる場所を求め、2016年にオープンしたのが人と文化がクロスオーバーするここ薬院の2店舗目COFFEE COUNTY Fukuoka。
店内には、各現地から持ち帰られた民芸品やコーヒーセレモニーで使われる道具が飾られており、現地に近いような感覚になる。コーヒーを注文すると、頼んだコーヒーの豆の特徴や生産農園の背景がわかる用紙が渡される。森さん自らがリサーチし、したためた文章を読めば、遠く離れた農園から一杯のコーヒーが提供されるまでの情景が脳裏に浮かぶ。
たくさんの人が携わり、思いやプロセスが重なって、ようやく一杯のコーヒーになる。その背景までを伝えること。「これからも変わらずに続けていきたい」と森さんは話していた。
Photo:Shintaro Yamanaka(Qyum!)
Interview, Text:yae
Edit:TISSUE Inc.
Edit & Direction:Takatoshi Takebe(LIVERARY)
INFORMATION
COFFEE COUNTY Fukuoka COFFEE COUNTY Fukuoka
一杯のコーヒーから生産地に思いを巡らす。
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📍 福岡市中央区高砂1-21-21
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🕐 10:00-18:30(水曜定休)
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📞 092-753-8321
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Instagram :
@coffeecountycc
高砂の「COFFEE COUNTY Fukuoka」。
ニカラグア研修を経て、久留米で焙煎所を始めた森さんが2016年に開いた、
産地の物語まで伝えるコーヒーショップ。
GUEST
蓮沼執太
「華やかさが特徴とおすすめしてもらった、ルワンダのコーヒーがとってもおいしかった。お話を聞いて、生産地を想像しながら飲みました」
音楽家・アーティスト。1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、テレビ、演劇、ダンス、ファッション、広告など様々なメディアでの音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、プロジェクトを制作する。近年のアルバムに蓮沼執太チーム『TEAM』(2025)、灰野敬二 + 蓮沼執太『う た』(2025)、『unpeople』(2023)。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2026年8月6日に活動20周年記念コンサートを東京サントリーホールで開催。
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Instagram :
@shuta_hasunuma
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OFFiCIAL WEB :
蓮沼執太
GUIDE
園田崇匡
TAKAMASA SONODA
「自分はコロンビアのコーヒーに。朝に飲みやすくて、一緒に食べたキャロットケーキとも相性抜群でした」
「中華そば 焼き鳥センター」オーナー。2012年に神戸で中華そばそのだ開業、 2016年に大阪で「大衆食堂スタンドそのだ」、その後「台風飯店」なども始め飲食店から多岐に渡る店舗運営をしていたが、コロナ中に事業を半分ほど譲渡して現在は福岡在住。
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Instagram :
@snsdm__